ブログBLOG

【第183回】ChatGPTと教育②

~ 生成AI(人工知能)とどう向き合うべきか?  ~

7/4文部科学省は生成AIについて、学校で使う際の留意点をまとめたガイドラインを公表しました。学校での適切な使い方、不適切な使い方の例を示し、基本的な考え方として「生成AIを近い将来使いこなすための力を意識的に育てる姿勢は重要」として、学校教育に取り入れていく方針を打ち出しました。その上で、生成AIにすべてを委ねるのではなく、自分の判断や考えが重要であることを子どもたちに理解させることが必要だと強調。子どもの発達の段階を踏まえて利用が効果的かを考慮すべきだとし、特に小学校段階で使わせることには慎重な対応が必要としました。

 ドイツ南西部のフランケンタールにあるカロリネン・ギムナジウム(日本の中学・高校に相当)は「ChatGPTは『重力』と同じで逆らえない。ならば、コントロールを考えるべきだ」というポリシーを掲げ、「いずれ生徒はChatGPTを家で使うようになる。だったら、学校が先手を打ってコントロールすべきだ」と早々に授業に取り入れています。歴史の授業では、第1次世界大戦前夜、ドイツ帝国最後の皇帝ウィルヘルム2世の支持者ならどんなスピーチをするかがテーマとし、ChatGPTに架空の草稿を書かせ、当時の歴史的事実と一致しているか?を検証。英語の授業で取り上げたのは2021年の米連邦議会議事堂襲撃事件。トランプ元大統領だったら支持者にどんな演説をするか?ChatGPTが英語の表現やスタイルがトランプ流か?生徒全員と考えたとのことです。

 日本でも、授業でAIをどのように活用したらよいか、模索が始まっています。愛媛大学教育学部附属中学校の中3理科の授業では、水溶液の性質を学ぶ実験の後に、振り返りをChatGPTに投げかけフィードバックをもらう。東京学芸大学附属小金井小学校の小4道徳では、「転校した友達から届いたはがきが料金不足だったことを友人に伝えるかどうか悩む」をテーマにChatGPTとのやり取りを通して一緒に考える。函館市立万年橋小学校では、学芸会の出し物として劇を行うため、学級活動の時間に台本をAIに作らせる。京都府八幡市立有都小学校の図工では、Text to ImageとMagic Editという画像生成AIを利用して「妖怪お面作り」を。これは余談ですが、東大ではChatGPTを裁判官にした模擬裁判のイベントが開かれ、とても興味深く感じました。
東大「AIによる模擬裁判」
では、家庭ではどのように対応したらいいのでしょうか?東大合格を目指すAIを作る「東ロボくん」プロジェクトを主導した新井紀子・国立情報学研究所教授は、親の向き合い方について、ChatGPTの意義と不可避性を認めつつも、こう話します。「私に10代の子どもがいたら、使わせませんね。子どもにChatGPTを使わせることは、YouTubeを使わせるのと同じ感覚です。他の子がゲームをする姿を見ているだけの子もいます。YouTubeは可能性があるけど、多くの人にとっては可能性を奪う道具です」としたうえで、「ChatGPTをそのまま子どもに使わせたら、作文を書いてもらうとか、調べ物の学習の答えを書かせるとか、楽なことをするに決まっています。そのせいで、時系列に物事を書く能力とか、つじつまが合うように何かをまとめる能力とか、本来、狙っていた教育効果が白紙になってしまいます」「今わが子をChatGPTを使いこなせる大人にするためには、小さい頃はサルとして育てる必要があると思います。鉛筆を使う。消しゴムを使う。物差しをしっかり押さえて線を引く。こうした原始的な体験を積むことが大事、というところに戻るのではないかと思います」と。

今年3月下旬、気候変動問題に悩んでいたベルギーの男性が、ChatGPTではないのですが、AIチャットボットEliza(イライザ)と6週間対話を続けているうちに地球の未来を託せるのはAIしかないと思い詰めるようになり、「自分が犠牲になるから地球を救ってほしい」とElizaに言い残して自らの命を絶ってしまいました。危険性を忘れてはなりません。私も日常的にChatGPTが欠かせなくなりましたが、問いの設定の仕方、返答内容の検証と吟味が必要であること実感しています。確かな国語力、正しく検証する手法、論理的整合性を判断する力などが求められます。現段階では学校や教育現場での正しい指導の下に使用させるべきであり、子供たちに安易に使わせてはならないと感じています。
トゥルース・アカデミー代表 中島晃芳

第10回宇宙エレベーターロボット競技会

~ Truthチーム参加メンバー募集! ~

宇宙エレ22全国大会「SKY」マシン
宇宙エレ22全国大会「SKY」プレゼン
第10回宇宙エレベーターロボット競技会に向けて、Truth Academyチームの参加希望者を募集します。この競技会は小学生部門と中高校生部門があり、また、全国大会を目指すグローバル部門とオープン大会のみ参加のリージョナル部門とに分類されます。基本的にTruthチームはグローバル部門への参加を目指します。

ロボットはレゴSPIKEプライムで製作し、プログラミングします。オープン大会では2.5m、全国大会では4mの高さに宇宙ステーションが設置され、テザーというロープを伝ってロボットが昇り降りして、ピンポン玉や直径10cmのチャレンジボールをアースポートと宇宙ステーションとの間を運搬します。昇降ロボットの製作とプログラミングに加え、運搬物を確保しリリースする仕組みも必要なので、日頃ブロックサイエンスやロボットサイエンスで学んでいる技術や腕の見せ所です。

活動は、夏休みサイエンス講座・講座番号4A:昇降メカニズム&プログラミング「宇宙エレベータークライマーロボット」(練馬校7/23(日)・飯田橋校 8/19(土))を皮切りに、参加希望者には10/29(日)関東オープンB大会を目指して9月~10月にかけて全5回の活動日を設けます。1チーム2~4名、1団体3チームまでとの規定があります。また、募集要項には「参加チーム数が想定数を超えた場合、申し込み締切日より前に受付を終了する場合があります」との記載がありますので、メンバーが集まり次第、順次エントリーを行う予定です。早めの応募をお勧めします。詳しくは別途配布する、「宇宙エレベータープロジェクト2023 参加チーム募集!!」をご覧ください。

なお、日程やルールは、https://space-elevator.tokyo/archives/competition/2259を、昨年のルールからの主な変更点は、Truth通信5月号(https://truth-academy.co.jp/blog/article.html?page=49)をご覧ください。

ロボットコンテストは、学習の成果の発表の場であり、いろいろなロボットを見ることや他の参加者の交流を通してたくさんのことが学べる絶好の機会です。奮ってご参加ください。

<宇宙エレベーターブックレットに掲載されたTruth生「SKY」メンバーの言葉>
この競技ではスタートしてからロボットをテザーにつけたり、帰ってきたロボットにピンポン玉を載せたりするということができたので、楽しかったです。時間制限ある中でステーションとアースポイントを何回往復させるかなど、競技中でも時間を考えてロボットを動かすという時間を意識するとこができました。
宇宙エレ22全国大会「SKY」競技

この夏、ロボコンに初挑戦しよう!

RoboRAVE & NESTロボコン2023サッカー競技対策講座を開講!

トゥルースも所属するNPO法人科学技術教育ネットワーク(NEST)では、今夏も初級者向けにロボコンに挑戦する講座を2種開講します。

 9月18日(月祝)開催の「RoboRAVE東京大会」の予選、11月に今年はオンサイトで開催予定の「RoboRAVE国際大会in加賀」出場を目指し、同ロボコン競技を体験できる講座を7-8月に開講。飯田橋校では7/16(日)-17(月祝)、練馬校では7/29(土)-30(日)に、埼玉・戸田会場で7/17(月祝)に開講します。

 「電子工作ロボット・サッカー講座」は、8月27日(日)に都立産技高専品川キャンパスで開かれる「NESTロボコン2023」(http://www.npo-nest.org/workshop/robocon/index.html)サッカー競技に挑戦できる講座です。KOROBO3のロボットを1から製作&プログラムして、競技ができるロボットに調整していきます。半導体不足で部品入荷が厳しい現状のため、定員数を絞っての開講となります。
 いずれも対象は小4以上。Truth在籍生は、夏期特別授業の講座の一つとして選択できます!

申込はコチラ⇒https://roborave-tokyo.org/roborave_course2023/
RoboRAVE Sumobot
20220731RoboRAVE オンライン競技「ファストボット」

NESTロボコン2023、いよいよ始動!

~ オンサイトでスーパーチーム方式が復活! ~

8/27(日)、東京都立産業技術高等専門学校品川キャンパスにて、NPO法人科学技術教育ネットワーク主催「NESTロボコン2023」を開催します。前身のRISEサマーチャレンジから数えると24回目の開催。4年ぶりに観客を迎えての開催となります。競技は、従来の初心者向けの「Kokohore!WanWan」(ここほれ!ワンワン)、ロボカップジュニアに準じた「サッカー」と「レスキューライン」に加え、新たに「レスキューメイズ」を追加します。ICTを活用した教育実践事例の全国コンテスト「ICT夢コンテスト」CEC奨励賞を受賞した「NESTロボコン」の最大の特徴は、複数のロボットが協力して行う「スーパーチーム方式」にあります。これは、ロボカップジュニア世界大会で行われている方式です。Kokohore!WanWan以外の競技は、コロナ禍では運営が難かったのですが、今回の大会からスーパーチーム方式を復活させます。
2019WanWan
Kokohore!WanWanのミッションは、野原エリアにある財宝のありか(黒・銀のシール、銀の立体的なオブジェ)をできるだけ多く発見することと、洞窟エリアにある宝玉を持ち出すこと。これを2台の犬型ロボットが協力して行います。
WanWan競技2022NESTロボコン
WanWanベストパフォーマンス賞NESTロボコン2022
サッカーは、通常のフィールドの約4倍の広さのビッグフィールドを使用し、1チーム5台ずつ(通常の競技では2台vs2台)で対戦します。通常の競技以上に、どこまで遠くのボール(赤外線パルスボール)を発見できるか?どれだけ速くボールにアクセスできるか?が決め手になりそうです。
サッカーNL競技2022NESTロボコン
サッカーRCAP2017ビッグフィールド
サッカー世界大会2019ビッグフィールド
レスキューライン(様々な障害を乗り越えながらラインをたどって被災者のいる部屋にたどり着いて被災者を救済する競技)では、新たな形式でのスーパーチーム方式。ロボカップジュニア2024年国際ルールも取り入れています。初心者のロボット1は孤立した被災者を避難ゾーンに運び、上級者のロボット2は避難ゾーンにいる生きている被災者(銀ボール)を緑色の避難場所に、死んでいる被災者(黒ボール)を赤色の避難場所に運びます。ロボット2はさらに経路に置かれているレスキューキットを回収し、生きている被災者に届けなければなりません。初心者と上級者とがチームを組むことによって、大きな学びが生まれることを期待します。
レスキューメイズ-ロボカップジュニア名古屋ジャパンオープン
2019レスキューライン-1
2019レスキューライン-2

【第182回】ChatGPTと教育①

~  ChatGPTは教育の革新か破壊か? 人間の知性と倫理を問うAIの衝撃  ~

ChatGPTというAIが話題になっています。このAIは、ネット上の膨大なデータを学習して、人間と自然な対話ができるだけでなく、文章や画像などの作品を生成できるというものです。このAIは、教育現場でも利用され始めており、学習支援や創造性育成などの可能性を秘めています。しかし、同時に、学生の思考力や表現力の低下や、著作権やプライバシーの侵害などの危険性もあります。このAIは、教育の革新か破壊か? 人間の知性と倫理を問うAIの衝撃について考えてみましょう。

まず、ChatGPTが教育に与える可能性について見てみましょう。ChatGPTは、言語学習ツールやライティングアシスタントとして使用することができます。例えば、英語やプログラミングなどの学習において、ChatGPTに質問したり、フィードバックをもらったりすることで、学習効果を高めることができます。また、ChatGPTは、創造的な課題や作品を生成することができます。例えば、小説や詩や俳句などの作品を作成したり、新しい商品やサービスなどのアイデアを出したりすることで、学生の創造性や思考力を高めることができます。さらに、ChatGPTは、様々な分野やテーマに関する知識や情報を提供することができます。例えば、歴史や科学や芸術などの分野に関する質問に答えたり、関連する記事や画像などを提示したりすることで、学生の興味や探究心を刺激することができます。
次に、ChatGPTが教育に与える危険性について見てみましょう。ChatGPTは、リポートや論文などの学習成果物を簡単に作成できてしまうことから、教育現場では、学生が自分で考えたり表現したりする力が低下する恐れがあります。また、ChatGPTが作成した文章や画像などには誤った情報や偏見が含まれる可能性もあります。したがって、教育現場では、ChatGPTの利用に対して基準や注意喚起を行う必要があります。また、ChatGPTは、ネット上の膨大なデータを学習していますが、それらのデータには著作権が存在します。ChatGPTが作成した文章や画像などの作品は、元のデータの著作権を侵害する可能性があります。また、ChatGPTが作成した作品に対しても、誰が著作権を持つのか、どのように利用できるのかという問題があります。したがって、ChatGPTを使って創作する場合は、著作権に関する法律やルールを遵守する必要があります。さらに、ChatGPTは、入力された文章に応じて出力を生成しますが、その過程で入力された文章を記憶することもあります。そのため、未発表の論文や秘密にすべき情報を入力してしまうと、意図せず漏洩してしまう可能性があります。また、ChatGPTは、個人情報や個人的な話題についても対話することができますが、その情報をどこかに送信したり保存したりすることもあります。したがって、ChatGPTを使う場合は、プライバシーに関する注意や設定を行う必要があります。

以上のように、ChatGPTは教育に様々な可能性と危険性をもたらします。ChatGPTは便利なツールですが、同時に危険なツールでもあります。ChatGPTを教育に活用する場合は、その特性や機能を理解し、適切かつ倫理的な方法で使用することが重要です。また、ChatGPTに頼りすぎず、自分自身で考えたり表現したりする力を育てることも大切です。トゥルースの視線で見ると、ChatGPTは教育の革新か破壊か? 人間の知性と倫理を問うAIの衝撃です。

以上の文章を読んでどんなことを感じられたでしょうか?実は、ChatGPTに「トゥルースの視線で、ChatGPTが教育に与える可能性と危険性についての文章を書くとしたら、どんなタイトルと本文になるか書いてみて。」とお願いして、ChatGPTによって一瞬にして書かれた文章です。WEB上のいろいろなサイトから引用してきているのでそれらしい感じで、文章構成もしっかりしています。しかし、どこか無味乾燥な印象を受けるのは私だけでしょうか?次回、このテーマを私自身の言葉で書いてみたいと思います。
トゥルース・アカデミー代表 中島晃芳
「トゥルースアカデミー」の画像をAIで生成
「レゴとロボットの科学教室」の画像をAIで生成
「少年の明るい未来」をAIで自動生成した画像

【第181回】14年ぶりに日本人宇宙飛行士誕生へ!②

~ 月面探査車による月面レース  ~


第3次選抜では、相模原キャンパスの宇宙探査実験棟にある「宇宙探査フィールド」が使用されました。宇宙探査フィールドは、約400トンの砂や人工太陽光照明灯が設置されていて、月面をはじめとする天体の表面地形や照明環境を模擬できる施設です。ここで、受験者10名が3チームに分かれて月面探査車(ローバー)を開発・遠隔操作した月面レースが行われ、まさにロボコンそのものなので、とても面白かったです。

各チームには、台車に加え、カメラとセンサーが4つずつ渡され、何をいくつ使うかは自由。製作した探査車を別室から遠隔操作し、模擬月面に設けられた7つのゲートのうち制限時間30分以内にいくつ通過できるか?を競うものです。操縦する別室のPCには、ロボットに搭載したカメラからの映像と、センサーの状態しか見ることができないので、ロボット本体がどこにいるのかを見ることもできません。また、制限時間になった時に探査車はスタート地点に戻っていなければなりません。探査車の設計と組立に与えられた時間は、わずか100分。

Aチームは慎重に、シンプルな構造で確実にミッションをこなす方法を模索。米田さんがリーダーを務めるBチームは、カメラとセンサーを6個使用するつもりで製作していた途中、使用できるケーブルが4本しかないことに気づき、米田さんが別室の試験官に確認し、制限時間を10分延長してほしいと申し出ました。それに対して「タイムキープができていない」と指摘され、それを認めたうえ、5分の延長を要求。結果的には8分オーバーとなりました。諏訪さんがリーダーのCチームは、技術者が2名いるので、2人が話しやすいよう座る位置を変え、フォローに回りました。このチームは7つのゲートをすべて狙うことにしました。

いよいよ1回目のレース。Aチームは着実に4つのゲートをクリアし、スタート地点に戻りました。Bチームは、4つクリアし、残り5分で5つクリアすることを目指しますが、探査車がどこにいるのかが分からなくなり、Cチームの地点に戻ってしまい、失格。Cチームは、電源が切れてスタートできず、諏訪さんが計画変更を提案して、3つクリアして帰還。米田さんは一人失敗の原因を分析していました。

2回目ではルールが変わりました。緊急事態が発生し燃料供給ラインがトラブルで破壊され、3チームで22個の燃料のうち20個以上を獲得して、40分以内に全チームが帰還する―というものです。これは、個別に競っていたチームが力を合わせてミッションを行う、ロボカップジュニアの世界大会で行われている「スーパーチーム方式」と同じで、とても興味深く見ました。

より遠くのゲートを通過する程より多くの燃料を獲得できます。Cチームは多くの燃料を獲得することを目指します。Aチームは辺りが暗く、どこがゲートか見えない状態となりましたが、最悪の状態を想定して取り付けていたセンサーが活き、難局を打破。Bチームは他チームのサポートに回りました。その結果、時間内の全チームが帰還!

この試験の目的は「実施中の行動観察」で、コミュニケーションやリーダーシップ、状況認識、意思決定、問題解決、集団行動における業務遂行能力などを、宇宙飛行士の訓練に従事している専門家が評価したということです。この試験の様子を見て、いくつかの教訓が得られました。

・失敗した時のリカバリーをどうするか? 
・リーダーシップの対するフォロワーシップの大切さ
・万が一の事態に備えての安全策の用意(フェールセーフ)


どれも、生徒たちが参加するロボコンにも必要なことだと思います。

 米田さんが研修医の頃、先輩からもらったという言葉が印象的でした。「決断とか選択が正しかったのかと悩む時があるけれども、自分の歩んだ道を正しい道にするのは自分だ」と。その言葉を胸に刻み、生きていかなければとつくづく感じました。
トゥルース・アカデミー代表 中島晃芳

第10回宇宙エレベーターロボット競技会

~ 2023年度大会スケジュール&ルールが決定! ~

宇宙エレベーターロボット競技会
Truth Academyが運営協力をしている、第10回宇宙エレベーターロボット競技会の競技日程が決まりました。予選となるオープン大会は、9/10(日)関東オープンA(中央大学付属中・高)、10/29(日)関東オープンB(日大理工学部船橋キャンパス)の他、東北、関西、九州でも行われます。全国大会は11/23(木祝)神奈川大学みなとみらいキャンパスで。
競技のみミッション内容は、リージョナル部門(全国大会には出場しない部門)に直径10㎝のチャレンジボールの運搬が加わった他、昨年とあまり変わりはありません。しかし、チャレンジボールの運搬得点が1個60点から200点に引き上げられ、チャレンジボール運搬の重要度が増しました。また、運搬途中に落下させてしまったピンポン玉・チャレンジボールの減点が1個20点から40点になり、2倍のペナルティが課されることになりました。ピンポン玉を1個運搬すると20点の得点なので、1個落下させると2個運搬した分の得点を失うことになります。
トゥルースでは、ジュニアエンジニア(JEⅠ・Ⅱ)、ジュニアインベンター(JI)、ロボット・サイエンスクラス生を対象に、参加者を募集し、チーム編成します(対策活動は9月を予定)。夏休みサイエンス講座では、同競技を経験できる講座もご用意。奮ってご参加ください!

EDIX(教育総合展)2023東京

~ AI・AR・メタバースなど最新技術が教育へも ~

5/10(木)~12(土)、東京ビッグサイトで「EDIX東京」が開催されました。EDIXは学校・教育機関、企業の人事・研修部門などの方に向けた日本最大の教育分野の展示会です。教材・サービスの紹介や商談だけではなく、東京大学教授(前 文部科学大臣補佐官)鈴木寛氏、内閣府AI戦略実行会議座長(元慶應義塾長)安西祐一郎による基調演説を皮切りに、様々なセミナーが開催されました。

この3年間コロナ禍により規模を縮小して行ってきましたが、今回はフルスペックで行われ、330社が出展しました。しかし、出展数も来場者数もまだコロナ禍以前には戻っていないようです。出展申し込み時にコロナの動向が読めないため出展を控えた企業もあったようです。そのためロボット教材の出展数は少なかったのですが、韓国から数社が出展しており、自動交通システムに特化した教材やキューブ型のインテリジェントブロックを中心にレゴのパーツとも組み合わせられるロボット、MDF材のパーツと組み合わせてピアノやドラムなどを作れるキットなど、面白いロボット・プログラミング教材と出合えました。

かつての教育展示会では書籍が中心だったのですが、最近はデジタル教材が主流で紙媒体の教材はほとんど見られません。AIを使った通信教育システムやメタバースを使った学習プログラム、既存のフィジカルスポーツとAR(拡張現実)技術を組み合わせた体育教育システム、骨格推定AIやマーカー機能によるフォームのチェック・改善などスポーツ技術の向上をサポートするアプリ、チームラボのイベントのようにARを利用して床に映像を映し出し人間の動きとインタラクティブに反応する室内トレーニングプラットフォームなど、最新技術を駆使した教材が目立ちました。また、自然災害などが増えてきている状況を反映してスポーツで防災を学ぶプログラム、キャリア教育を目的としたボードゲームなど、時代を反映するものも出展していました。
人間の動きとインタラクティブに反応する室内トレーニングプラットフォーム
「AR(拡張現実)室内トレーニング」
中でも面白いのが、日本旅行の宇宙事業推進チームが提供する宇宙教育・STEAM教育の探究体験プログラム「ミライ塾」JAXA宇宙飛行士候補者の最終選抜で使用されたローバーシステムを使った「月面探査ワークショップ」や「ロケットワークショップ」「ドローンワークショップ」など教育機関への出張授業、羽田空港や北海道スペースポートなどの見学ツアーなどを提供しています。

EDIXと同時開催していた「AI・人工知能EXPO」は注目も高く、込み合って移動するのも大変な盛況ぶりでした。早くも、オリジナルのテキストを生成することができる対話型人工知能ツール「ChatGPT」を自社サービスに組み込んだサービスもいくつか見られました。教育でもChatGPTをどのように活用したらいいかという研究が始まっています。教育ツールにChatGPTが組み込まれる日も遠くないでしょう。
ミライ塾
非接触AIゲーム
韓国発「メイキーメイキーボードで作るプログラミングキット」

ロボカップジュニア・ジャパンオープン2023名古屋報告

~ 4年ぶり、フルスペックの対面での開催  ~

ジャパンオープン23名古屋NESTツアー
去る3/24(金)~26(日)ポートメッセなごやで、ロボカップジュニア・ジャパンオープン2023名古屋が開催されました。この会場は2017年ロボカップ世界大会が行われた会場です。名古屋市は21年からの3年間開催を予定していましたが、コロナ禍の2年間開催することができず、やっと開催することができました。昨年はボランティアによる運営で「けいはんな」で急遽開催しましたが、セレモニーもなく、淡々と試合をこなした大会でした。2020年はオンライン開催でしたが、1つの会場で全競技が行われるフルスペックの大会は実に4年ぶりです。193チーム477名が一堂に会し、各競技とも熱戦が繰り広げられ、開会式では河村たかし名古屋市長の激励もありました。
Truthからは、6チーム12名が参加。例年通り、NPO法人科学技術教育ネットワーク(NEST)で遠征ツアーを組んで参戦しました。選手17チーム39名、スタッフ10名、保護者10名、総勢59名のツアーになりました。初日はロボットの調整日、残り2日間が競技に当てられました。
OnStageNL出港!HOKORI丸_河村名古屋市長が見学

サッカーでは、日本リーグが6試合、ライトウェイト9試合、オープン7試合を予定していましたが、ライトウェイトの2試合ができず7試合となりました。サッカーではスイス式トーナメント方式を採用しています。これは、第1試合で勝った者同士、負けたもの同士を組ませて第2試合を行い、以下同様に対戦相手を決めていく方式です。メリットは、同じ対戦は一度のみ実施する、その時点で成績ができるだけ近い者同士が対戦するようにする、ということにあるそうです。ライトウェイトの第7試合の組み合わせがプログラムで算出できず、手作業で行ったため試合数が減ったとのこと。「SAS」はメンバー2人の内1人が急遽参加できなくなったため、残りの一人で2台のロボットを調整し操作して挑みました。欠席したメンバーのロボットが当初動かず敗戦を重ねましたが、最後は3連続勝利。あと2試合できればもっと順位を上げられたかもしれません。一人で孤軍奮闘し、本当によく頑張りました。
SoccerWLlinghtweight_SAS

レスキューは、3回競技を行い、その合計点で順位が決まります。今年初競技となったメイズ・エントリーの「メテオ」は、第2試合終了時に3位でしたが、最終競技で逆転し3位と僅差で2位に。ライン・エントリーは、上位チームと下位チームの2極分化が見られ、2試合終了時には上位数チームが僅差で争っている状態でした。その中で「HT」は、競技進行の停止が参加チーム中最も少なかったのですが、発見した被災者の数の差で、1位と僅差で惜しくも2位に。「輝-EV3」は、第2試合終了時9位でしたが、最終日は丁寧に調整して6位まで順位を上げました。
RescueMazeNL_メテオ
メテオ準優勝
RescueLineNL_HT
HT準優勝
RescueLineNL_輝-EV3

OnStageは、審査員によるインタビュー得点とステージ上のパフォーマンス得点で順位が決まります。「Back To The Summer」は、パフォーマンスでいくつかのミスがあり十分な演技を見せられませんでしたが、インタビューでは自分たちの取り組みを審査員にきちんと伝えることができて1位だったため、見事優勝。ポスター審査により、優秀プレゼンテーション賞も受賞しました。「出港!HOKORI丸」のパフォーマンスはほぼ完璧にできていたのですが、ちょっとしたミスが気になったらしく、制限時間があまりない中でリスタートをしたことが大きな失点を招いてしまいました。しかし、技術力はワールドリーグでも通用すると高く評価され、スポンサー賞が授与されました。

 生徒たちの作文には、いろいろな場面を想定した準備をもっとすべきだったこと、チームワークが大切なこと、そして、他のチームとの交流や他競技からいろいろなことを学んだことなどが書かれています。ジャパンオープンという限られた人にしか与えられない、貴重な学習の機会で得たものを、今後の活動に活かしてくれることを心より期待しています。皆、よく頑張りました。
OnstageNL出港!HOKORI丸_パフォーマンス
OnStageNLBackToTheSummer_パフォーマンス
OnStageNL_BackToTheSummer_インタビュー
出港!HOKORI丸「CKD賞」
BackToTheSummer_OnStageNL優勝+ベストプレゼン賞

2023年度第1回算数・数学思考力検定 実施!

2023年度第1回算数・数学 思考力検定

6/23( 金 ) 練馬校、 6/25( 日 ) 飯田橋校 で実施!

同検定試験は、 「数と量」 「空間と形」 「変化と関係」 「データと不確実性」 「論理」 の算数 ・ 数学内容の 5 つの観点から出題されます。 ブロックを取り扱う教室としては、在籍生には 「空間と形」 課題は、 得点して
ほしいところなのですが、 問題によっては正答率が悪いときがあります。

試験後話を聞くと、 子どもたちは大抵の場合、 「問題文の意味」を解釈していないことが多いとわかりました。 問題文を説明すると理解はできているのです。 立体をハンズオンすると同時に、 同検定にも並行して取り組み、 安定した算数力をつけてほしい!と思っています。
ぜひ、 チャレンジしてください!!