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ロボカップジュニア・ジャパンオープン2024名古屋

~ Truth から5チーム、 NEST 全 13 チームが名古屋へ ~

3/22(金)~24(日)、名古屋市国際展示場(ポートメッセなごや)第3展示館にて、「ロボカップジュニア・ジャパンオープン2024名古屋」が開催されます。世界大会を目指すワールドリーグ(WL)のサッカーオープン、サッカーライトウェイト、レスキューライン、レスキューメイズ、レスキューシミュレーション、オンステージ、アジアパシフィック大会を目指すCoSpace Rescue、CoSpace Autonomous Driving、ジャパンオープンを頂点とする日本リーグ(NL)のサッカー、レスキューライン、レスキューメイズ、オンステージの全12競技が行われ、全国から集まった187チームが熱い闘いを繰り広げます。

 トゥルース・アカデミーからは、関東ブロック大会で優勝したNLサッカー「T・Kザムライ」とNLオンステージ「チーム・ノーブル」、関東ブロック大会でTruth1・2・3フィニッシュを決めたNLレスキューメイズ「Pivotさん」「Messiah」「Equator」の5チームが出場します。例年ジュニアジャパンに参加する際は、NPO法人科学技術教育ネットワーク(NEST)で遠征ツアーを組みます。都立産技高専、エレファントアリー、エルプレイスとTruth Academyのチームとメンター、同伴する保護者60数名で現地入りします。競技会場で全国からのチームと交流したり、実際の試合やプレゼンテーションポスターで学び合ったりすることができますが、ツアーは寝食を共にする他競技の仲間や先輩との交流を通して、多くのことが学べる機会となります。TruthだけではなくNESTチームの活躍を期待しています。

 会場となるポートメッセは、レゴランド・ジャパンの隣にあります。今回の大会では、会場内に「レゴランド・ジャパン連携コーナー」が設けられ、プログラミング体験も楽しめます。そして、なんと、来場者アンケートに答えると抽選で50組100名に「レゴランド・ジャパン1DAY パスポート」をプレゼント!!さらに、愛知県内の大学による「大学のロボット技術を体験しよう!― 未来のキャンパス発見コーナー」で最新のロボット技術を体験できます。また、近くには「リニア・鉄道館」もあります。一般来場は無料ですので、ロボカップジュニアに興味のある人もレゴ大好きな人も、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

 Truthチームの応援、よろしくお願いいたします。
昨年のレスキューラインの競技の様子
昨年のNESTツアー集合写真

フリーススクール「i-school(アイスクール)」開校

~ 主要教科とプログラミング・ロボティクス学習が学び放題! ~

以前、飯田橋校で10月スタートとお話ししていた小・中学生対象のフリースクール「i-school」は、ビルオーナー会社の意向で開校を中止せざるを得なくなりました。まだまだ不登校という社会問題に対する意識や理解が得られない状況であることを痛感します。体制を整え直し、2/6(火)に練馬校でオープンしました。主要教科の学習は、出席認定率70%以上のAIがサポートする学習システム「すらら」を導入。プログラミングは、小学生がCodeStudioやScratch、Minecraft、中学生はゲームエンジンUnity、C#を中心に、ロボティクスはレゴエデュケーション教材SPIKEプライムやSPIKEベーシックを中心に学びます。完全個別指導で個別最適化されたカリキュラムで学べるのが特長です。また、高IQのお子様のお問い合わせもあり、それぞれの生徒の興味に応じて様々なことが自由に学べる場が提供できればと思っております。ホームページhttps://ischool-ta.jp/
よろしくお願いいたします。

【第188回】国際的学力調査PISA2022の結果

~ 日本はトップレベルに!しかし、その実態は…? ~

昨年12月初旬に、国際機関「経済協力開発機構」(OECD)が3年に1度行う「OECD生徒の学習到達度調査PISA(Programme for International Student Assessment)」の結果が発表されました。PISAは、世界各国の15歳を対象とし、単純に知識量を問うのではなく、学びと実生活を結びつけた思考力や読解力などを問うのが特徴。3分野に分かれています。

22 年調査では、数学的リテラシーと読解力において、生徒の解答結果に応じて出題内容が変わる「多段階適応型テスト(Multi Stage Adaptive Testing : MSAT)」手法が導入されました。これにより、生徒の能力をより高い精度で測ることができ、生徒の能力の高低差についての実態が把握しやすくなります。また、3分野以外にも、革新分野としてクリエイティブ・シンキング調査が新たに導入されました。25年にはデジタル社会での学習能力調査も行われる予定です。この革新分野について、日本では18年以降の参加を見送っています。

日本は「読解力」が前回の15位から3位、「数学的リテラシー」も6位から5位、「科学的リテラシー」も5位から2位へと浮上。3分野すべてが世界トップレベルでした。また、前回3分野ともトップだった北京・上海・江蘇省・浙江リージョンに代わり、シンガポールがすべてトップとなりました。
PISAは前々回15年調査からコンピューターで出題・解答する形式になり、前々回、前回と読解力の順位が落ち、要因の一つに端末操作に日本の生徒が不慣れだった点が指摘されました。その後、政府のGIGAスクール構想で端末が1人1台になり、文部科学省は、端末を使い慣れたことも順位を押し上げた要因の一つとみています。実際、授業でのICT機器の活用調査について、18年の時点で日本はOECD加盟国で最下位の利用率でしたが、22年調査ではOECD平均を上回り5位まで上昇しています。また、コロナによる休校期間が他国より短かったことも影響した可能性があると言われています。

一方、PISAでは毎回、3分野のうち1分野を重点調査しており、今回は数学的リテラシーが対象となりました。日本は「数学的思考力の育成」の指標値が、OECD加盟国の中で下から2番目。数学の授業で日常生活と絡めた指導を受けておらず、数学を用いて生活で直面する課題を解決する自信も低い傾向が浮かびました。

また、通信制高校は対象外。テスト日に不登校などで欠席した生徒も受けていません。通信制高校の生徒は近年増えており、23年度の学校基本調査の速報値では、高校の全生徒数の1割近くを占めるまでになっています。また、高校の不登校の生徒は22年度の「児童生徒の問題行動・不登校調査」では約6万人で、2年前と比べて4割も増えています。PISAが、「学校への所属感」で生徒のウェルビーイング(幸福度)を測っているだけに、これらの生徒を除外した調査は、日本の高校生全体の実態をふまえていると言えるかどうか疑問だと、指摘する人もいます。なお、小・中学校における不登校児童生徒数は299,048人であり、前年度から54,108人(22.1%)増加し、過去最多。認定NPO法人「カタリバ」は、中学生の約15%に、授業不参加や「形だけ登校」といった「不登校傾向」があるという調査結果を発表しました。

 Truthも不登校児の問題に取り組むため、昨年10月フリースクールを飯田橋校で開校する予定でしたが、諸般の事情で開校できず、今年2/6に練馬校でフリースクール「i-school」(https://ischool-ta.jp/)を開校いたしました。できるだけ多くの子供たちに学びを届けたいと思います。周囲に不登校でお困りの方がいらしたら、ご紹介いただけると幸いです。よろしくお願いいたします。
トゥルース・アカデミー代表 中島晃芳

少人数アットホームな英語教室LINK

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コミュニケーションを重視した指導法で、相互のやり取りを中心にレッスンを進めていきます。少人数の授業なので発話のチャンスがたくさん!気負うことなくレッスンに参加できます。質問をしたり答えたり、繰り返し練習することで英語力アップにつなげます。先生の質問に答えるだけでなく、自分で質問して会話ができるように学んでいきます。少人数なので、1人1人きめ細かい対応をこころがけています。英語を学ぶのが初めてでも大歓迎です。
 “読む・聞く・書く・話す”4技能をバランスよく学べる教材を使用し、他教科の内容を英語で学んだり異文化について知ったりすることもでき、好奇心を刺激する深い学びにつながります。また、オンライン教材Oxford Reading Clubを採用。英国の学校でも使用されるOxford Reading Treeシリーズなど、初心者向けから上級者まで1000冊以上の英語の本が自由に読めます。教室では、読みやすい本から順を追って無理なく読み進められるように指導します。
 さあ、この春から楽しく英語の学習をスタートしてみましょう!

お問合せ:info@truth-academy.co.jp (トゥルース・アカデミー練馬校)

ロボカップジュニア2024関東ブロック大会

~ レスキューメイズエントリーで、1~3位を独占!! ~

1/7(日)・1/8(月祝)、東京都立産業技術高等専門学校(産技高専)品川キャンパスにて、「ロボカップジュニア2024関東ブロック大会」が開催されました。4年ぶりに有観客で開閉会式も行うフルスペックの大会となり、全8競技が行われ、81チーム184名が参加しました。

 1/7、ワールドリーグ(WL)レスキューライン「蒲焼き」は、競技1回目では交差点の調整に力を入れたものの、それが仇となり他の部分ができなくなってしまい、あまり得点できず。2回目は再調整し挽回したものの、2回の競技結果の合計得点で順位が決まるため、5位に終わりました。日本リーグ(NL)サッカー「T・Kザムライ」は、予選リーグでは2回の引き分けでスタート。3戦目で勝利し、リーグトップで決勝トーナメント進出しました。調整が功を奏したのか、尻上がりにロボットの調子が良くなり、優勝。決勝戦の観客の声援の盛り上がりは久しぶりだったので、とても楽しく盛り上がった雰囲気が印象的です。1/8のWLサッカーライトウェイトでは、メンバーの1人のお兄さん(Truth卒業生)が産技高専から出場し、準優勝となりました。
【ワールドリーグレスキューライン】蒲焼き
【日本リーグサッカーエントリー】T・Kザムライ(右)、決勝で戦ったチームと
【日本リーグサッカーエントリー】優勝「T・Kザムライ」表彰
1/8、NLレスキューライン「YK」は、競技1回目スタートするとすぐに障害物に当たったタッチセンサーがずっと押されるという、これまでなかったアクシデントが起き、得点できず。2回目は順当に競技ができたものの、2回とも高得点を出しているチームには追い付けず、10位。世界大会出場を多数果たしてきたレスキューラインの成績があまり思わしくなく、伝統の復活を期待したいところです。NLレスキューメイズは、1位~3位をTruthチームが独占し、久々のTruthワン・ツー・スリーとなりました。Equatorは、審査員が採点する「プレゼンテーション賞」を受賞。Messiahは、参加者が投票する「プレゼンポスターロボカッパー賞」を受賞。走行しながら迷路の地図を作るマッピングの精度が課題なので、ジャパンオープンまでにさらに進化させてもらいたいものです。NL OnStage「チーム・ノーブル」はインタビューを1位通過。平安時代の蹴鞠を題材に優雅な世界を描き、優勝。インタビュー2位通過の「としまえん物語」は、としまえんの大きなアトラクションを再現し動かす演技でしたが、練習ではできていたものの、パフォーマンス本番で失敗が重なり、4位。しかし、「アイデア賞」「プレゼンテーション賞」「プレゼンポスターロボカッパー賞」の3賞を受賞しました。
【日本リーグレスキューライン】YK
【ベストプレゼン賞】レスキューメイズ「Equator」のプレゼンポスター
【日本リーグOnStage】「チーム・ノーブル」パフォーマンス
【日本リーグOnStage】優勝「チーム・ノーブル」表彰
【OnStage日本リーグ】としまえん物語パフォーマンス
【ベストプレゼン賞】【ロボカッパー賞】のW受賞!OnStage「としまえん物語」のプレゼンポスター
やはりロボットコンテストの醍醐味は、競技で成績を出すことですが、観ている人を巻き込み、真剣に観てもらったり、声援を送ってもらったり、興奮してもらったり、感動してもらったりすることにもあります。ロボカップジュニアが本来の大会らしい姿を取り戻し、嬉しく感じます。

  Truthではロボカップジュニアの大会の後に、必ず振り返りの作文を書いてもらっています。作文には、大会当日の喜怒哀楽、自分のロボットの分析と反省、改善点、他チームのロボットやプレゼンポスター、他の参加者との交流から学んだこと、チームワークの大切さ、今後の目標などが綴られています。やはり日々真剣に取り組んで臨んだ大会での貴重な体験は、子供たちの成長を促すことを、作文を読むと実感させられます。次はジャパンオープンです。まだ発表はされていませんが、推薦されたチームは、関東ブロック大会で得たものを活かし、さらに成長して臨んでもらいたいものです。また、残念ながら敗退したチームは、ジャパンオープンがない分だけ時間があるので、ロボットを一からデザインし直すことも可能です。来年の飛躍に向けて研究と開発の努力を日々積み上げていきましょう。

 ジャパンオープンでは一般来場者も来ますので、もっと多くの観客が見守る中で競技ができます。ロボカップジュニアの活動に参加している生徒たち全員が、その楽しさを味わい、自分に対する自信へとつなげてほしいと願っています。
【日本リーグレスキューメイズ】車検中のメテオ(奥)、サルバトーレ
【日本リーグレスキューメイズ】1~3位をトゥルース独占!

【第187回】新年のご挨拶

~ 混迷する時代に生きる ~

2022年2月から続いているロシアによるウクライナ侵攻は収束を見せることもなく未だ続き、市民の死者は少なくとも10,058人(国連12/11時点)、世界各地に滞在しているウクライナ難民は634万300人(UNHCR1/3現在)達しています。また昨年10/7、パレスチナのガザ地区を支配するハマスによるイスラエルへの攻撃によってガザ側の武装勢力とイスラエルの武力紛争が勃発。パレスチナ自治区ガザ地区の保健省は1/13時点でパレスチナ側の死者数が2万3843人、負傷者が6万317人に上ったと明らかにし、1/11国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」は、約100日間の戦争で1万人以上の子どもが殺されたと伝えています。毎日悲惨な戦場の映像が流されているせいでしょうか、教室では毎回の授業の初めに、「今日のテーマ」という自己紹介の時間を設けていますが、「もし、タイムマシンがあったらどんな時代に行ってみたい?」というテーマに対して、「戦争のない時代に行ってみたい」と答える子が多く見受けられました。また、混迷を極める情勢を象徴するように、正月のテレビの特番や新聞の特集では、毎年行われている新年の展望についての座談会や討論会などがほとんど見られませんでした。

 そして、元旦に能登半島地震が発生。続いて1/2羽田空港で日本航空が着陸した直後に海上保安庁の航空機と衝突して炎上。2024年は予期せぬ大災害と大事故で幕開けました。未だ地震が絶え間なく続いている中、徐々に明らかになってきた能登半島の被害は想像を絶するものです。地震のメカニズムについても検証が行われ、北岸の広い範囲で地盤の「隆起」が確認され、能登半島では陸域がおよそ4.4平方キロメートル拡大しているとのこと。専門家は「4メートルもの隆起はめったにないことで数千年に1回の現象だ」と述べています。
私は、日本で起きた2つの災害と事故を見て、ある疑問を持ちました。

ロシア・ウクライナ戦争では、「ドローンは現代戦の形を変えた」と言われています。戦地でドローンが果たす役割は、偵察や監視、攻撃まで実に幅広く、両国が大量のドローンを使用していることが報じられました。最近ではAIを搭載したドローン兵器や多数の自律型ドローンを制御する技術も実現されています。しかし、災害後の能登半島は道路が分断され、孤立している集落もあり、物資が届けられていない状況で、「なぜもっとドローンが使えないのか?」。その理由は、通信インフラの障害もあるかもしれませんが、1/2に国土交通省が能登半島全域の陸地を緊急用務空域に指定し、ドローンやラジコンなど無人航空機の飛行を原則禁止にしたことだそうです。捜索、救難活動のヘリコプターなどが飛行する可能性があるためと説明しています。これは、まだ自律型ドローンに求められている安全性への信頼を得ていないことを意味するのではないでしょうか?

羽田空港での事故原因調査は長期化しそうですが、ヒューマンエラーを含む複数要因が重なった疑いが浮上しています。管制官は通常、管制塔から滑走路の状況を目視し、無線で指示を出して復唱してもらうアナログな手法で離着陸を管理しているとのこと。事故が起きた滑走路と誘導路の境には、赤色のランプを備えた停止線灯も導入されているそうですが、これも人間による目視に頼っています。「画像認識AIが、自動運転車、セキュリティシステム、医療画像解析、物体検出と追跡、顔認証、農業など幅広く活用しているこの時代に、大惨事が起こりかねない空港に、なぜ画像認識AIが使われていないか?」。南紀白浜エアポート(和歌山県白浜町)は1/11、富士フイルムとNEC、日立製作所と組んで画像認識AIを使って障害物を自動で検知するシステムの実証実験を始めると発表しました。滑走路の飛行機の運行状況をリアルタイムで画像認識AIを使って監視し、異常があれば知らせるというシステムができるのには、まだ時間がかかりそうです。
能登半島地震発生から1週間後、 災害直後にドローンでの物資輸送は全国初とい

世界経済フォーラムが1/10に発表した調査報告書によると、リスク専門家らは今後2年間に世界的な危機を引き起こす可能性が最も高い要素として「異常気象」と「誤情報」を挙げました。生成AIを使ったフェイクニュースがさらに大きな問題となりそうです。
グローバルリスク 2024年版
発達はしているもののまだ現実の問題を解決するに至っていない技術、発達することによって逆に社会に対して悪影響を及ぼすことに利用されてしまう技術・・・。混迷する時代に生きる今の子供たちには、日々進歩する知識や技術を身につけ、さらに自分たちが取り巻く世界に侵入してくる新しい技術の正しい利用方法を模索し、現実の問題を解決する新しい技術を生み出す力が求められます。混迷する21世紀を逞しく生きるには、「学習するスキル(Learning Skill)」が重要となります。教えられるのではなく、自らの活動を通して自分の力で知識を獲得し構築する力を育てる―それがトゥルースの教育理念です。

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
トゥルース・アカデミー代表 中島晃芳

【第186回】NESTが新たなステージへ

~ 共励プレイパークができました! ~

NEST(ネスト)は、NPO法人科学術教育ネットワークの略です。NESTの運営母体は、私共Truth Academyと、Truth同様にレゴとロボットの教室を運営する「エルプレイス」(埼玉県)、八王子の共励こども園を母体とする「エレファントアリー」です。さらに東京都立産業技術高等専門学校(産技高専)の名誉教授や教授などの皆さんが参加して下って運営しております。前身は、2003年に結成したRISE科学教育研究会。当時六本木の貸し教室で上記3団体の生徒たちが集まってロボットサッカーの競技会を行い、学習の成果を発表したり、お互いの交流を通して学び合ったりしたところから始まりました。

NESTは現在、2003年~「自律型ロボット講座」、04年~「NESTロボコン」と09年~「ロボットの鉄人」合宿を行っていますが、コロナ禍以前は、8月に05年~「サイエンスキャンプ」や10年~「オーシャンプロジェクト」、ロボット教育指導者養成などの事業を行っていました。「サイエンスキャンプ」は、光センサーや温度センサーを搭載した機器をもって高尾山に各班別々のルートで登り、そのデータを分析したり、野外での実験データを解析したりするデータロギングの活動、ロボットを作ってシミュレーションを行う活動など、ICTを活用した科学活動三昧の2泊3日の合宿です。「オーシャンプロジェクト」は真鶴の海をフィールドとして、生物を採取して分類しデータにまとめたり、プランクトンを採取して観察したり、潮の満ち引きや風向風速のデータを採取して分析したり、シュノーケリングで海底の観察をしたりしました。
コロナ禍が明けたらまた休止していた活動を復活させたいと願っていたころ、今年5月共励こども園が「共励パーク」(https://www.kyorei.ed.jp/playpark.html)をオープンさせました。グラウンドやじゃぶじゃぶ池、ターザンワイヤーロープ、ハイジのブランコ
Go!Go!すべり台、丸太登り、ハンモック、レンジャーネットなど野外で思い切り遊べ、工作室もあり、管理棟はプレイルームとして子供には楽しい仕掛けもあって、室内遊びができます。「自然に触れる感動や、自然の危険性を体感しながら、自ら遊びを探し出したり、自発的に遊ぶ体験をする活動」を可能とする自然の遊び場を目指して作ったそうです。栗畑と裏山を買い取り、コロナ禍で生徒がなかなか来られない期間にこども園の職員が力を合わせて木の伐採から整地など開拓し、管理棟など一部の施設を除いて、じゃぶじゃぶ池やグラウンド、石垣、などの施設はすべて手作りで作ったとのこと。毎日が問題解決の連続だったそうです。その結果として出来上がったプレイパークは、共励こども園の教育哲学が込められた、素敵な施設になりました。

 今後も草刈りや薪の処理などの手入れが常に必要となりますが、一方でこの施設をどのように活用していくかが課題となります。そこで、「サイエンスキャンプ」をこのプレイパークで行えないか?模索しているところです。「ロボットの鉄人」「NESTロボコン」「サイエンスキャンプ」は、ICTを活用とした教育実践事例の全国コンテストで、ICTを活用して21世紀の教育の在り方として求められている社会的教育主義を実現したことが評価され、「CEC奨励賞」を受賞しています。久しく21世紀の科学教育には「制御」と「データロギング」が必要と言われていますが、プログラミングによる「制御」は広く認知され普及されたものの、「データロギング」はまだまだといった状況です。最近では小型化し手に入れやすくなったデータロガー教材も出てきていますし、データロギング教育でも先駆的な存在であるNESTですので、共励プレイパークという新たな地で、さらに進化したデータロギングを中心とした「サイエンスキャンプ」が早々に復活できるよう、新たなカリキュラム開発にチャレンジしたいと思っております。楽しみにお待ちください。
トゥルース・アカデミー代表 中島晃芳
共励プレイパーク
自然あふれる共励プレイパークに、NEST理事ら集結(5月)

第10回宇宙エレベーターロボット競技会全国大会報告

~ 求められる、高校生レベルの技術力 ~

去る11/23(木祝)、神奈川大学みなとみらいキャンパスにて「第10回宇宙エレベーターロボット競技会全国大会」が、観客を入れて4年ぶりにフルスペックで開催されました。全国5カ所で行われたオープン大会から選抜されたチームが一堂に集まりました。すべてグローバル部門で、小学生部門が5チーム、中高生部門36チームが参加しました。全国大会では、事前の11/13(月)までに、自チームのロボットや活動を紹介するプレゼンテーションの動画を撮影し、YouTubeにアップして提出することになっています。また、2回の競技の内、1回目の競技の前に30秒スピーチを行い、自チームをアピール機会が与えられています。
 
 Truthからは、中高生部門の「SKR」が出場。中1・中2生で成るメンバーたちは、4日前の11/19(日)に行われたロボカップジュニア2024東東京ノード大会に、それぞれサッカーとレスキューで出場していたので、かなりタイトなスケジュールとなりました。前日練習では、思い通りにロボットが動かず、アースポートにあるピンポン玉を回収し入れるカゴの部分を大改造。競技1回目では、ロボットが宇宙ステーションにスタックして帰還せず。改善して臨んだ2回目は、帰還できたものの下段のピンポン玉を回収できず、ミッションコンプリートならず。昨年小学生部門全国大会3位となったメンバーを擁するチームでしたが、ロボカップジュニアでは各自関東ブロック大会進出を決めたものの、この大会では持てる実力を発揮できなかったようです。実力があるメンバーたちなので、1月の関東ブロック大会でそれぞれのロボットを進化させ、3月のジャパンオープン出場を果たしてくれるものと期待しています。

 今回の大会でもアイデアと工夫に富んだロボットに出会えました。昨年皆を驚かせた細いチューブを高速回転させ宇宙ステーションのピンポン玉を掻き出すロボット、輪ゴムで丁寧に編んだピンポン玉を回収するカゴ、掻き出す機構を宇宙ステーションにひっかけて傾け、ボールを集めてから機体を上昇させピンポン玉を何度も掻き出す動作を繰り返すロボット…等々。見ていても楽しく、手に汗をかくような競技です。

 なお、全国大会の様子は、YouTubeのアーカイブで見られます。(https://www.youtube.com/watch?v=q3-qJyMMYig
また、各チームのプレゼン動画の一覧(https://shorturl.at/fGJP8)からプレゼンが見られますので、今後宇宙エレベーターロボット競技会に参加したい人や興味のある人は参考にしてはいかがでしょうか?
宇宙エレ全国大会「SKR」競技中
宇宙エレ全国大会「SKR」のマシン
宇宙エレ全国大会講演

ロボカップジュニア2023東東京&神奈川西東京ノード大会報告

~ 鍵を握るのは「現場の調整力」 ~

去る11/18(土)・19(日)、東京都立産業技術高等専門学校品川キャンパスにて「ロボカップジュニア2023東東京&神奈川西東京ノード大会」が開催されました。今回の大会では、関東ブロック大会推薦に必要な選抜が行われた競技は、ワールドリーグ(WL)と日本リーグ(NL)のレスキュー・ライン、NLサッカー・ビギナーズの3種目となりました。それぞれ、19チーム中8チーム、27チーム中11チーム、24チーム中15チームが関東ブロック大会に推薦される結果となりました。

 WLレスキュー・ラインでは、チーム「改造乱麿」は経験豊富なメンバーで結成されたチームで、レゴマインドストームEV3とArduino(アルドゥイーノ)という基板を連携させながら制御することに挑戦。果敢な技術的な挑戦を試みたものの結実させることができず、残念ながら敗退。本番ではロボットが思い通り動いてくれませんでしたが、この活動から多くのことを学べたことは良かったのではないでしょうか?「蒲焼き」は、初めてPython(パイソン)という言語でプログラミングを書くメンバーを、先輩が面倒を看ながら臨んだチーム。お互い忙しく、なかなか二人のコミュニケーションがうまくいかない部分もあり、ロボットがあまり進化できずに臨んだ競技1回目はほとんどクリアできず、急遽プログラムを修正した2回目は本人たちが満足できる状態ではありませんでしたが、それなりに動けました。結果、10位。上位チームが辞退するなどといったことがあり、関東ブロック大会に出場できることになりました。関東大会では自分たちが満足できる成果を出してくれることを期待しています。

 NLレスキュー・ラインの「YK」は2回の競技とも、動きは悪くなく、1回目は被災者の発見もあと1人を残すのみというところまで行きました。ただ、競技進行の停止が少し多かった気がします。そのため、取れる得点を落としてしまったのが残念です。関東大会では、より精度を上げて競技進行の停止をしなくて済むように万全の準備を行って臨んでもらいたいものです。

 NLサッカー・ビギナーズでは、「丈輝莞」は活動時や大会当日もメンバー全員が揃うことができず、思うようなチームメーキングができずに臨むことになりました。当日も電池が切れてしまうなど様々な不具合が出て、3連敗で敗退。「T・Kザムライ」は、1回戦はボールを探すセンサーのしきい値調整が上手くできていなかったため敗戦。2・3回戦は、フィールドのコーナーからドリブラーでボールを引きつけ、後退してから相手ゴールにシュートするなど華麗な動きを見せたものの、サイドが逆になると途端に想定外の動きをし始めました。おそらく床の下の電線による磁気の乱れも原因の一つだと思われます。しかし、2戦とも勝利し、関東大会出場を決めました。関東大会も同じ会場で行うため、正常に動く時間帯でいかに多くの得点を得られるかを考えて改良してもらいたいと思います。

 今回の大会を見ていて思ったことは、やはり「現場での調整力」です。普段の教室の環境と大会当日の環境は当然異なるため、その会場の、そのフィールドに適合するように、限られた時間ではありますが、徹底して調整できるかどうかが結果の勝敗を分けてしまいます。このことを肝に銘じて次の大会に臨むように期待します。

 年明け1/7(日)・8(月祝)に、ジャパンオープンへの選抜を行う関東ブロック大会では、上記3競技の他、WLとNLのレスキューメイズ、WLサッカー・ライトウェイト、WLとNLのOnStageと、全8競技が行われます。見学自由ですので、ぜひ実際のロボットや競技をご覧になり、Truthチームを応援してくださるよう、お願いいたします。
WLレスキューライン「蒲焼き」
WLレスキューライン「改造乱磨」
NLサッカーエントリ「丈輝莞」
NLサッカーエントリ「T・Kザムライ」
NLレスキューライン「YK」

ロボカップジュニア2024開幕!

~ 上位大会出場を目指し、東京神奈川ノード大会が始まる! ~

11/18(土)・19(日)東京都立産業技術高等専門学校品川キャンパスにて、「ロカップジュニア2024東京神奈川ノード大会」が行われます。東東京ノードと神奈川西東京ノードとの共同開催なります。ワールドリーグ(WL)のサッカーOpen、サッカーLightWeight、レスキューMaze、OnStage、日本リーグ(NL)のレスキューMazエントリー、OnStageは、関東ブロック大会が全チームを受け入れることになり、ノード大会での競技は行われなくなりました。この2日間は、11/18にWLレスキューLine19チーム、11/19にNLレスキューLineエントリー28チーム、両日にチームを分けてNLサッカーエントリー24チームにより、関東ブロック大会進出を賭けた3つの競技が行われます。Truthからは、5チームが参加します。

 競技が日によって異なるため、全体の開閉会式は行われませんが、有観客で、全チームのプレゼンテーションポスターも会場に貼られます。ロボカップジュニアやロボットに興味のある諸君も、実際の競技を見られますし、ロボットの構造や機構、プログラミングで工夫した点などを学ぶこともできます。この機会にぜひ会場に足を運び、応援お願いいたします。
NLサッカー
TruthレスキューLineチーム
TruthレスキューMaze出場チーム