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卒業後も活躍するTruth生たち

~Truth卒業生が参加するチームが高専DCON最優秀賞に!~

Truth卒業生で東京都立産業技術高等専門学校(産技高専)に進学した緒方宏太朗君が所属するチームが、5/10(金)・11(土)に渋谷ヒカリエホールで行われた「高専DCON(ディーコン)」最終審査会にて、最優秀賞が授与されました。

高専DCONは、高等専門学校生が日頃培った「ものづくりの技術」と「ディープラーニング」を活用した作品を制作し、その作品によって生み出される「事業性」を企業評価額で競うコンテストです。現役のベンチャーキャピタリスト(VC)である本選審査員がその事業性を評価し、最も「企業評価額」が大きいチームが優勝となります。実行委員長は、AI研究の第一人者である東京大学大学院教授の松尾豊氏。松尾氏は東大工学部の上位1/3は高専出身者であると述べ、「新・三種の神器」として「機械・電気・ディープラーニング」を挙げています。高専生がディープラーニングを身につけることで、「新・三種の神器」というが揃った20代の人材が、日本に数多く誕生することを狙った企画です。
【参考】視線136回https://truth-shisen.blogspot.com/2019/01/136.html

最優秀賞に輝いた産技高専品川キャンパス「Technology 七福神」チームの提案した「FraudShield AI」は、AIを活用した電話詐欺対策。詐欺電話をリアルタイムで検知し、詐欺の可能性推移を表示して音声などで知らせることで利用者に詐欺であることを被害にあう前に通知できるとのことです。この企画には、なんと4億円の企業評価額がつけられ、チームは100万円の起業資金を手にしました。「DCONスタートアップ応援基金」による資金提供や創業バックオフィス支援、事業メンタリングなどのサポートを受け、これまでに6社の「DCONスタートアップ」が誕生しているそうです。

 緒方君は、ロボカップジュニア・ジャパンオープン2019和歌山にOnStageワールドリーグ「妖怪Show!」チームで出場。中学生ながら準優勝。惜しくも世界大会出場を逃しましたが、その後ロボットサッカーの開発を続け、今年もジャパンオープンに出場しました。そして、現在は産技高専ロボカップ研究部の部長。Truth卒業生では4人目の部長です。現在Truthに通っている弟・啓吾君も、昨年OnStage日本リーグでジャパンオープン優勝、今年はサッカー日本リーグでは4位と活躍しています。たくましく巣立って卒業後も活躍するOBの姿を見るのはとても嬉しいことです。卒業後にも通じる実力がつくよう、さらに指導に邁進していきたいと存じます。

 なお、高専DCON2024の様子は、YouTubeでも見られます。
 「 高専DCON2024」 ものづくり×AI×事業性のリアル体験型コンテスト 本選生中継!
 https://www.youtube.com/watch?v=ne0uof4XH0A
DCON2024優勝写真
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