第10回宇宙エレベーターロボット競技会~全国大会出場決定!~
~ 関東Bオープン大会報告 チーム「SKY」全国大会出場決定!~
去る10/29(日)日本大学理工学部船橋キャンパスにて、第10回宇宙エレベーターロボット競技会関東Bオープン大会が行われました。リージョナル小学生部門5チーム・中高生部門17チーム、グローバル小学生部門11チーム・中高生部門22チーム、全55チームが参加。全国5カ所で行われたオープン大会で最大規模の激戦となりました。Truthからは、グローバル小学生部門4チーム、中高生部門1チームが参加しました。観客も入れたフルスペックの大会となりました。
グローバル小学生部門では、①最低1回アースポートを出発する②最低1回アースポートに戻ってくる③宇宙ステーション上段と下段に最低1個のピンポン玉を運ぶ④宇宙ステーションに直径10cmのチャレンジボールを最低1個の運ぶ、というのがミッションで、中高生部門では⑤アースポートにあるピンポン玉を最低1個アースポートに運ぶミッションが加わります。全国大会に出場するには、これらのミッションをすべてクリア(ミッションコンプリート)しなければなりません。宇宙ステーションは床から4.5mの高さに設置されています。競技は2回行い、良い方の得点をチームの成績とします。
小学生部門のチーム「HKY」は、前日練習で悪戦苦闘していましたが、1回目ではピンポン球を上下段に運ぶことに成功。しかし、チャレンジボールを落下。2回目ではハードウェアを調整し、チャレンジボール運搬は成功しましたが、今度はピンポン球を上段に運べなくなってしまいました。前日練習では好調だった「モビスター」は、1回目では、上下段への運搬はできたもののチャレンジボールをステーション外に放り出してしまい、ミッションコンプリートならず。2回目ではピンポン球を沢山運べるよう改造しましたが、ステーションに引っかかってしまい競技時間を終えました。練習では安定してミッションコンプリ―トしていた「ハヤブサ」の1回目は、パーツの点検不足から惜しくも上段に運ぶミッションだけがクリアできませんでした。ところが、2回目までの間にロボットを改造し、スピードを上げるためにギアの組み合わせを変えました。これが仇となり、トルク(力)が不足してロボットが昇ることができなくなってしまいました。大会直前までマシンの改良を繰り返していた「スペースにゃんこ」は、2回目でミッションコンプリート。全国大会の出場枠は5チームです。運んだ球の数で順位が決まりますが、惜しくも僅差で6位。全国大会出場を逃してしまいました。
中高生部門の「SKY」は1回目で練習どおりの動きを発揮。運ぶチャレンジボールは1個、ピンポン球は2個だけのものの、確実に運搬。下段からのピンポン球の回収は、大量に落球してしまったものの、一部はカゴの中に入りミッションコンプリートしました。2回目ではピンポン球回収での高得点を狙って、プログラムを改造。回収のために何度もアームを振り下ろしますが、掴む部分がうまく動作せず回収できませんでした。ミッションコンプリートした11チームが全国大会に推薦され、SKYはぎりぎりではありましたが、見事出場を決定させました。
ロボコン初参加やまだ経験の浅い生徒が多かったので、1回目の競技の様子を見て改造したくなる気持ちは分かります。しかし、この競技会ではステーションを使った当日練習ができないため、1回目から2回目の競技の間に加えた改造が試せないという厳しさがあります。大会当日のロボットの改造は、実験していないで本番に臨むことになり、とても危険なことであることを、身をもって学んだのではないでしょうか?また、多くのロボットを見て今後の参考にしていたようです。この経験を活かし、成長してきましょう。SKYの全国大会での検討を期待しています。
グローバル小学生部門では、①最低1回アースポートを出発する②最低1回アースポートに戻ってくる③宇宙ステーション上段と下段に最低1個のピンポン玉を運ぶ④宇宙ステーションに直径10cmのチャレンジボールを最低1個の運ぶ、というのがミッションで、中高生部門では⑤アースポートにあるピンポン玉を最低1個アースポートに運ぶミッションが加わります。全国大会に出場するには、これらのミッションをすべてクリア(ミッションコンプリート)しなければなりません。宇宙ステーションは床から4.5mの高さに設置されています。競技は2回行い、良い方の得点をチームの成績とします。
小学生部門のチーム「HKY」は、前日練習で悪戦苦闘していましたが、1回目ではピンポン球を上下段に運ぶことに成功。しかし、チャレンジボールを落下。2回目ではハードウェアを調整し、チャレンジボール運搬は成功しましたが、今度はピンポン球を上段に運べなくなってしまいました。前日練習では好調だった「モビスター」は、1回目では、上下段への運搬はできたもののチャレンジボールをステーション外に放り出してしまい、ミッションコンプリートならず。2回目ではピンポン球を沢山運べるよう改造しましたが、ステーションに引っかかってしまい競技時間を終えました。練習では安定してミッションコンプリ―トしていた「ハヤブサ」の1回目は、パーツの点検不足から惜しくも上段に運ぶミッションだけがクリアできませんでした。ところが、2回目までの間にロボットを改造し、スピードを上げるためにギアの組み合わせを変えました。これが仇となり、トルク(力)が不足してロボットが昇ることができなくなってしまいました。大会直前までマシンの改良を繰り返していた「スペースにゃんこ」は、2回目でミッションコンプリート。全国大会の出場枠は5チームです。運んだ球の数で順位が決まりますが、惜しくも僅差で6位。全国大会出場を逃してしまいました。
中高生部門の「SKY」は1回目で練習どおりの動きを発揮。運ぶチャレンジボールは1個、ピンポン球は2個だけのものの、確実に運搬。下段からのピンポン球の回収は、大量に落球してしまったものの、一部はカゴの中に入りミッションコンプリートしました。2回目ではピンポン球回収での高得点を狙って、プログラムを改造。回収のために何度もアームを振り下ろしますが、掴む部分がうまく動作せず回収できませんでした。ミッションコンプリートした11チームが全国大会に推薦され、SKYはぎりぎりではありましたが、見事出場を決定させました。
ロボコン初参加やまだ経験の浅い生徒が多かったので、1回目の競技の様子を見て改造したくなる気持ちは分かります。しかし、この競技会ではステーションを使った当日練習ができないため、1回目から2回目の競技の間に加えた改造が試せないという厳しさがあります。大会当日のロボットの改造は、実験していないで本番に臨むことになり、とても危険なことであることを、身をもって学んだのではないでしょうか?また、多くのロボットを見て今後の参考にしていたようです。この経験を活かし、成長してきましょう。SKYの全国大会での検討を期待しています。

SKR

スペースにゃんこ

ハヤブサ

モビスター

HKY

全体写真