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RoboRAVE2023

~ 東京大会報告と加賀国際大会参加 ~

2000年にアメリカで始まった国際的なロボットコンテスト「RoboRAVE(ロボレーブ)」の東京大会2023を、今年は9/18(月祝)国立オリンピック記念青少年総合センターにて、NPO法人科学技術教育ネットワーク(NEST)主催で開催しました。板で作られた迷路を走破する「a-MAZE-ing(アメージング)」、ロボット2台が土俵上で対決する「SumoBot(スモーボット)」、ラインをだどりながら進み、箱にピンポン玉を入れる「LineFollowing(ラインフォローイング)」の3種目を開催。11チーム22名が参加しました。参加者の中には、9/16(土)から行われていた「ロボットの鉄人」合宿に参加し、ロボット製作・制御の基本から学んだ子供たちや、ロボットを事前に作りこんできて臨んだチームもいました。

RoboRAVEの競技の魅力は、初心者でも参加しやすい点、見ていて誰にでも分かり易い点が挙げられます。加えて最も良い点は、得点が加算方式で減点がなく、1つ1つの得点も大きい点です。失敗しても何も失うことはなく、自分ができたことがそのまま点数に結びついて評価されることです。参加者は、これができたからこの点数になった、これができなかったから次頑張ろう、と肯定的な気持ちで臨めるのではないでしょうか?そのため、大会はとても楽しい雰囲気に包まれ、競技に熱中している子供たちの姿が印象的でした。さらに、何度も練習ができ、自分が大丈夫だと思ったらいつでも審判に競技を申し出ることでき、競技は規定回数になるまで何度でもできることも魅力の一つではないでしょうか?

11/3(金祝)~5(日)加賀市スポーツセンター(石川県加賀市)にて「加賀ロボレーブ国際大会2023」が開催されます。海外チームも参加してのフルスペック開催は4年ぶりになります。NESTからは、Truth生3名の1チームが参加することになりました。a-MAZE-ing、SumoBot、LineFollowingをそれぞれ担当しますが、1人がロボットサイエンス1年目、2人がブロックサイエンス生と、まだ経験が浅いチームですが、国際大会に出場することを楽しみに、家でも熱心に練習しているようです。成長は小さな成功体験の積み重ねから生まれるものです。自分ができなかったことに目を向けるのではなく、自分ができたことを誇りに思えるような経験をしてくれることを期待しています。応援の程、よろしくお願いいたします。
ラインフォロイング
アメージング
スモーボット