

数量と図形の融合・デジタルの導入により、算数や科学の謎をもっと深く探求していこう。
発見した規則性を問題解決に応用する、知識の活用力を育てます。
カリキュラム概要
ダヴィンチ・ジュニアⅢでは、「国際的な生徒の学習到達度調査(PISA)」が求める数学的リテラシーや科学的リテラシーの育成をさらに一歩進めます。発見した規則性を公式化するだけでなく、それを問題解決に応用する、知識の活用力を育てます。世界の最先端の教育現場で行われているように、手と頭を使った操作・創作活動をデジタルへと結びつけて学習することが、最大の特徴です。
算数の数量分野では、2ケタ以上のかけ算方法や場合の数、三角数・四角数などの数列を、平面図形では円と角度、立体図形では正多面体やその展開図を中心に研究します。全体として数量と図形の融合をテーマとします。また、マサチューセッツ工科大学開発の学習用プログラミングソフト「Scratch」を使って図形描画や自動計算などを通して論理構造やアルゴリズムを学びます。『算数・数学思考力検定』の9級・8級に挑戦します。
科学では、空気・液体・電気などを題材に、身近な事象から科学する好奇心を育て、因果関係を探究する姿勢を育みます。また、デジタル機器を用いて実験中のデータを収集し、結果を分析したり規則性や性質を考察したりする学習を行います。
- 授業回数・時間
- 月4回、1回50分
- お月謝
- お月謝11,880円 システム費 月1,400円
※ブロック・サイエンス同時受講の場合、お月謝10,800円 - 主教材
- 12,914円
(micro:bit教材セット 4,050円
実験備品代 2,000円
『算数・数学思考力検定』問題集9級(864円)
タブレット教室貸出費 6,000円)
※税込価格
年間スケジュール
4月 | ●問題解決 (折って切る・輪を切る・世界の算数) |
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5月 | ●数列 (カレンダーの算数・魔方陣) |
6〜7月 | ●平面図形 (対角線) ●立体図形 (展開図・正多面体) |
8月 | 夏期特別授業 ※選択制の算数・科学・工作講座を受講 |
9月 | ●複雑な立体図形 (サッカーボール・星型多面体) |
10月 | ●数列 (三角数・四角数・フィボナッチ数・パスカルの三角形) |
11〜12月 | ●平面図形 (角度・正多角形) ●プログラミング (Scratchで図形を描こう) |
1月 | ●平面図形 (円) |
2月 | ●プログラミング (Scratchで一筆書き) |
3月 | ●卒業制作 |
授業紹介

算数 「Scratchで図形を描こう!」
「Scratch」によるプログラミングを行いました。正方形や長方形などの四角形、正多角形等の図形を、ネコの歩く距離や方向をプログラムして、その歩く軌跡で描きます。その際、内角や外角などの平面図形の性質を十分理解してプログラムしなければなりません。正多角形は繰り返し(ループ)を利用すれば、容易に描けるようになります。正120角形や正360角形と頂点を増やすと円に近付いて行きます。数学の重要な考えである「極限」に触れることができました。

科学 「データロギング実験」
データロギング(センサーを使って電子機器で実験データを取得し、その結果を分析したり、考察したりする)活動を導入しています。「物質の3態」をテーマに、温度センサーを使って、温度の変化を見ながら水の沸点上昇や凝固点降下について研究しました。水を沸騰させる温度を上げるには、凍る温度を下げるには、どうしたらいいか?また、このことが日常生活とどのような関連があるかを考えました。イギリスの中学生のカリキュラムを、小学低学年からでも理解できるようにカスタマズしたカリキュラムです。